角島行き

 
 映画「四日間の奇蹟」のロケ地、角島へ行った。
 水仙の花が盛りだというので、見に行った。一面水仙の花、とはいかなかったが、甘い香りで楽ませてくれた。

 印象に残ったのは灯台。明治9年に建てられたもので、みかげ石を積み上げて作られていて、継ぎ目が歴史の重みを出しており、最上部の灯りの下を、放物線のような線が1周ぐるりと並んで飾られて美しく、西洋の城壁にある塔を思わせる。
 内側は中心に柱があって螺旋状に階段が昇っており、壁の、腰から下側が階段にそって木の板で飾られており、鉄製の細い手すりとともに、時代と品格を感じさせる。階段も、一段が昇りやすい高さと奥行きで、足が疲れない。良く考えられていると感心した。灯台は単なる仕事場にすぎないはずだが、非常に洗練された設計がなされているという印象をもった。
 こういうところが、建築の文化であり芸術性であり、思想である、ということを実感した。生活の中に芸術や思想がある、この灯台に触れていることがひとつの感動である。

 海は美しかった。やさしい、緑がかった薄い青い色で、砂浜の白さがそれをいっそう引き立てていた。

 灯台は、時に海と戦わなければならないのだが、今日の日和は、海を優しく眠らせ、美しい灯台もこれとよく調和して穏やかな風景をつくっていた。

(角島のスナップは「てっちゃんのホームページ」掲載)
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by teccyan1 | 2006-03-05 21:34 | Comments(0)

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