嫌な気分

 天気の良い一日が、静かに充実して終わろうという夜になって、ある人物の訪問によっていやな気分にされてしまった。

 自分に用がある時だけ親しげな顔をして現れ、用が済むとさっさといなくなる、そういう人がまた現れた。みぞおちのあたりから、黒いものがのどに上がってきそうで、胃袋に落ちていきそうな、それが眉間のあたりにしわをよらせ、そのことだけが意識される。酔ったように吐き気がする一歩手前の、重いしこりが消えない。

 彼はどんな時も詮索を怠らない。私の個人的な情報を探ろうとする。答える必要はないのだが、彼は世間話として成り立たせようとする。まんまと入り込まれて、無抵抗に剥ぎ取られていくことに対して恐怖を、相手の巧みさ、したたかさに驚異を感じているのである。

 仏教の四苦八苦の中に、嫌な人間と会う苦というのがある。これも人生の苦のひとつなのか。対処を考えておかねばならぬ。
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Commented by kao☆ at 2006-03-19 19:54 x
ところがですね。その嫌な人間というのが、仕事のパートナーにもなったりします。私は1月から口の中に口内炎。いまだに治りません。
どうやって、この嫌悪感からのがれよう。
Commented by てっちゃん at 2006-03-19 23:22 x
なんとも痛い話ですねえ。
ひょっとしたら、私はこうことから目をそらすためにギターを弾いているのだろうか。弾いている時はいろいろなことを忘れられますけど。どうだろうか。
Commented by kao☆ at 2006-03-22 19:44 x
ですね。
ギターを弾いているとしばし忘れられます。
私もそのために弾いているんだわぁ。そうです。はい
by teccyan1 | 2006-03-17 20:10 | Comments(3)

自分のこと、音楽のこと、本のこと。
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