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ズスケのUHQCD ベートーヴェンの弦楽四重奏

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「ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第6番・第15番」

弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 作品18-6
弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 作品132

ベルリン弦楽四重奏団
カール・ズスケ(第1ヴァイオリン)
クラウス・ペータース(第2ヴァイオリン)
カール・ハインツ(ヴィオラ)
マティアス・フェンダー(チェロ)

キングレコード KICC-1334

すばらしい音になっている。UHQCD仕様、安物のコンポで聞いても明らかに以前の盤とは音が違う。音色が生き生きしているし、聞き流そうとしてもCDの方へ耳を傾けたくなる。臨場感があるし、細部まで明確なのに、響きの耳障りはより優しく聞こえる。彼らのヴァイオリンはこんなに美しく、演奏はこんなに品格が高かったかと感心させられる。これはすばらしい。

もちろん、旧盤の徳間コミュニケーションズ盤、キングレコード盤もそれなりにすばらしいが、UHQCD盤はちょっと最近ではなかった驚きと満足をもらえた。



先日、ベートーヴェンの田園のCDを買って、UHQCDなるものを初めて聞いた。第一印象はさほど驚きはなかったが、ちょっと真剣に聞いてみようと、スピーカーの位置を変えてみる。2m弱の正三角形の配置で聞く。

すると細やかなところがよく聞き取れるし、オーケストラのソロの輪郭が明確でそれでいて耳あたりがきつくならない。それにソロのオーケストラにおける位置もそれらしく聞こえる。各楽器群のバランスも良く、明瞭に聞こえる。これはひょっとして音が良くなっているのでは、とうれしくなった。

それでほかのこの仕様のCDを検索したところ、ズスケのCDが見つかる。以前、ドイツシャルプラッテンのシリーズで、せっかく見つけたズスケのベートーヴェンの弦楽四重奏をそろえようと楽しみにしていたのに、中途半端に終わってがっかりしていた。そのシリーズが出ていた。

しかし、前シリーズは「ハイパーリマスタリング」といううたい文句で高音質を売りにしていた。一枚1800円。そのあと、ドイツシャルプラッテンの録音が1000円の廉価盤で出たが、これはハイパーリマスタリングとはうたっていなかった。ではこのUHQCDはどうなのか。わからなかったけれども買いそびれた2枚があるので、田園の好印象を頼りに、以前の無念をとりもどそうと買ったわけだ。

贈られたCDのオビを見ると、なんとハイパーリマスタリング+UHQCDとある。ああ、これでほしいものが手に入ったなあ、と喜んだのだが、そうなると以前買ったUHQCDではないCDが少し寂しくなってくる。今回はドイツシャルプラッテンベストと称してズスケによるベートーヴェンの弦楽四重奏が全曲そろっている。

買いなおすか。困ったことをしてくれるもんだ。しばし思案。結果、元々お目当てであった第14番の1枚だけを買いなおすことにした。他にケーゲル指揮によるベルリオーズの幻想交響曲も新しく出ているので、これは三枚買うと一枚もらえるサービスでいただくつもり。



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by teccyan1 | 2017-03-20 10:32 | クラシック音楽 | Comments(0)

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