人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「詩を読む人のために」を読んで

「詩を読む人のために」を読んで_f0005774_18365790.jpg

詩を読みたいというよりは、文章を読みたい。
 物語はいらない。目に見えない、美しさとか、価値観とか、考え方とか、そんなものがありありと形となっているような、文字の羅列を読みたい。
 いわゆる詩らしい詩というものはわからない。中原中也は知らない。萩原朔太郎は知らない。高村光太郎は知らない。だが、ヘッセは読んでいる。ヒメネスは読んでいる。
 感じるのなら散文でもかまわない。文のかけらでもかまわない。

Commented by K at 2006-12-03 14:44 x
これはよく分かります。
Commented by teccyan1 at 2006-12-06 21:20
「エッセーの書き方」(高田宏/講談社新書)で真実が書かれたものを何と呼ぼうといいではないかという文章があったし、「文学入門」(桑原武夫/岩波新書)で、「アンナ・カレーニナ」の中のある文章を説明するのに詩であると評した部分があったが、なるほどそうだと納得したことがある。
Commented by K at 2006-12-07 14:38 x
最近わたしは、文章はリズムが大切だと思うようになりました。詩というのは、文体ではないのでしょう。
Commented by teccyan1 at 2006-12-09 08:43
「文体」ということばはわかったようでわからない、しっくり理解できないでいます。なんとなく文章全体から受ける総合的な雰囲気みたいな感じで。井上ひさしの「文章読本」もはっきりと説明できないもどかしさを書いています。
Commented by at 2006-12-09 23:39 x
言葉自体が、言葉にするもの自体を、薄っぺらい状態にとどめてしまうことを最近よく感じます。
by teccyan1 | 2006-12-02 22:22 | | Comments(5)

自分のこと、音楽のこと、本のこと。

by teccyan1
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31