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文章を書く

 普賢祭りの人ごみの中を歩いていると、取材記者としてここを歩いたのはもう10年も前のことだと思いおこされた。取材記者以前と以後でいくつかの仕事をしたけれど、文章を書くことははっきりと私の経験となっていて、今も私の中にある。
 最も新しい郵便配達の仕事がかなり遠い過去のことになっているのに、記者であったことはさっきまでそうであったかのごとく、今も文章を書くことが自分のなすべきことであって、書かないでいることが悪いことであるかのような気持ちになる。
 学生時代、友人に音楽のことを一所懸命に語っていたら「音楽よりことばに魅力がある」と言われたことが妙に頭にのこっていたり、遊びのつもりで応募した広告コピーで賞金をもらったりと、そういったことが連なって思いだされる。
 ただ残念なことに文章でどこに向かおうとしているのかをまだよくわかっていない。

 ここでの経験ということばは、森有正の「経験について」に大いに影響されている。



 古本「文章作法」でいろいろと勉強になっている。どこまでふつうに書けるか、どれだけ新しい発見があるか、また基本的な文章技法を私がいかに知らないか、知っているとどれだけ助かるか。特に漢字を使わないことの大切さを学んだ。著者は桑原武夫となっている。「文学入門」(岩波親書/桑原武夫)を読んで以来、この人の文章に学んでいる。

by teccyan1 | 2007-05-14 21:24 | | Comments(0)

自分のこと、音楽のこと、本のこと。

by teccyan1
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