2006年 02月 04日
昔のギター
ラミレス以外を弾く時、悪い癖で、昔の力が抜けない弾き方をしてしまう。
おかげで昔の自分の演奏が聞こえる。カルカッシ教則本の練習曲も、最初のレパートリーのヘンツェの「ノクターン」も、初めての部内発表会で弾いた2重奏の「エマニエル夫人」も、友人の前で得意顔で弾いたサンスの「カナリオス」も、このギターでこんな音を出していたのかと、改めて思う。
力が抜ける弾き方で弾き直すと、表現力の幅、質の低さは如何ともし難いとしても、安物とはいえギターらしい美しさは感じられる。今後、この楽器で人前で弾くことは無いだろうが、まだ良い楽器が買えない昔、そして今困っている時に、この楽器は助けてくれる。
2万円の楽器でも教えられることはあるのだ。
by teccyan1
| 2006-02-04 23:40
| ギターを弾いて
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