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チェコ・フィルのアンチェル

14日、NHK-FM「20世紀の名演奏」でチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と同国出身の指揮者カレル・アンチェルの特集を聞く。

ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調作品21、ブラームス/交響曲第2番二長調作品73、ヤナーチェク/シンフォニエッタ、グリンカ/歌劇”ルスランとリュドミラ”序曲、ボロディン/交響詩”中央アジアの草原で”、チャイコフスキー/イタリア奇想曲。

ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」が印象に残る。トランペットの豊かな響きとオーケストラの美しい音色、民族的というかヤナーチェク的というか、シンプルな音のならびと小気味良いリズムの旋律、現在のよくきく演奏よりややゆっくり目に感じるおおらかさ。「いいきょっくやなあ」と思う。番組の解説では、よく知られた名演奏らしく、やはりそれだけのことはある。

かつてロックバンドELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)が弾いていたので耳に覚えがある。今となっては、ロックバンドよりはるかに力強さを感じる。それに美しさはくらべようがない。

ブラームスも良かった。甘くも暗くもなく、骨太な印象。最後3曲の小品も味わい深い。今回の中ではベートーヴェンは他に比べると印象が薄かった。1番ということもあるし、まあどうかな。

これらはここ数年、日本コロムビアからスプラフォン・ヴィンテージコレクションとしてジャケットも復刻して発売されているようだ。1260から1365円と安い。本にしてもCDにしても、出ている時に買っとかないとあとないかも、という思いがあって気ははやるが、平常心、平常心。

でもアンチェルとチェコフィルがすばらしいことはたいへん良くわかった。

by teccyan1 | 2008-09-18 10:59 | クラシック音楽 | Comments(0)

自分のこと、音楽のこと、本のこと。

by teccyan1
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